職人の紹介 【代表】西家 摺虎佑旺 (にしや まなぶ)の紹介 岡山県井原氏の山奥で、自らデザインして、無垢の木と拭漆の表面仕上げにこだわった、家具作家として2012年より活動。 その木が持った美しさを生かしながら、生活の中で使える、飽きのこない「一生モノ」の家具をお客様に提供。20代から70代まで世代を超えてファンがいる。 2013年 第87回 国展に出展し、「楢拭漆丸円卓」という作品で初出品にして初入選を果たす。2014年 第88回 国展にも出展し、「nishiya chair」の作品で入選する。 私はこんな人物です –1980年 岡山県笠岡市生まれ– 私は幼少期からものづくりが好きで、暇さえあればおもちゃを自分なりにカスタマイズして遊んでいました。 絵を描くことも得意で、小学校5年生の時には市のコンクールで入賞経験があるほどです。 –1996年 高梁工業高校のインテリア学科に入学–高校2年生の時、私にとっての転機が訪れます。それは、近代建築の三大巨匠と呼ばれるドイツの「ミース・ファンデルローエ」が作るバルセロナチェアにとても感銘を受けたのです。 そして、このことがきっかけで、木工職人を志すようになりました。 –1999年 福山職業能力開発短期大学校のインテリア科に入学–短大に入学し、学校では木工機械の使い方を学びながらも、木工のバイブルである「手作り木工事典」を読み漁って技術習得に励んでいました。 また、溢れる木工への熱を抑えることができずに、岡山県内の木工作家を尋ねて周るようになりました。 –2003年 倉敷木材株式会社に入社–3年間家具の企画・設計・製作・仕上げまでの一連の作業に携わり、実用的な家具づくりの技術を磨いてきました。 飲食店などの店舗から製作の依頼を多く受け、自然木や建築解体で出た古材を使って、一枚板のテーブルやベンチ、棚板など数多くの家具を製作しました。 また、100種類以上にも及ぶ木の種類を扱いながら、健康に配慮した自然塗料の技術も家具づくりに取り入れてきました。 –2006年 宮崎県の手づくり家具製作家「矢澤金太郎」氏に3年間師事–矢澤氏オリジナルの家具の製作にアシスタントとして携わり、製作した家具の種類は多岐に及びます。(椅子・テレビボード・収納棚・ベッド・座卓・その他小物など数えきれないほどです。) また、矢澤氏からは日本古来の美しい艶が特長の拭漆(ふきうるし)塗りのいろはを学びました。 この拭漆塗りの技法は現在の当工房における特徴の一つになっています。 2012年 岡山県井原市の古民家を改装し、「西家工房」を独立開業しました。その後、2018年に「にしや工藝」に改名。現在は自然に囲まれた環境の中で、ネコと一緒に暮らしながら、デザイン性と使いやすさを兼ね備えた家具の製作に情熱を注いでいます。